| はただ酒店(以下はただ)
「今年の仕込み終わったと思いましたが、どうでしたか?」
(有)竹浪酒蔵店 杜氏 竹浪 令晃様(以下竹 浪)
「今年は雪がすごく多くて酒造りというより蔵の屋根の雪下ろしが大変でした。仕込みの時期に雪が積もりすぎて蔵の屋根が何箇所も折れました。造りに対しては無事終わり、ほっとしています。」
はただ
「今年のおすすの商品はなんですか?」
竹 浪
「特別純米酒ですね。去年と酵母変えたりしているので、タンク3本作りました。そのうちの一つのタンク酵母変えてみたのですが、それがまた特に美味しく出来ました。現在、蔵出ししている特別純米酒がその商品です。」
はただ
「酵母変えたということは香りとかも違うんですか?」
竹 浪
「香りも違うし味も違いますよ。仕込みも少し変えてみたんですよ。」
はただ
「今年はチャレンジしてみたということですね。」
竹 浪
「毎年、チャレンジしてますよ。」
はただ
「杜氏として酒造りにたいしてどんなことを意識して造っていますか?」
竹 浪
「うーん・・・、一番は蔵の中を清潔にすることですね。うちの蔵は古いので、木の「ふね」を使っていたりだとか、機械を通すことによって変なにおいつかないようにしたりとか、とにかく機会や道具をきれいにそういうことから心がけています。あとは、出来るだけ酒が安定するようにということです。はっきり言って、私は技術者としてはまだまだ経験が浅いので、自分の安定した造り方というのを早く把握するように考えながら造っています。」
はただ
「そういうのは長年の経験というか年月が大事になってくるんですかね。」
竹 浪
「年月というか回数ですよね。数こなさないと出来ないし、周りから入ってくる情報や自分が培ってきた事を次に反映させるようにしてます。日々考えています。」
はただ
「日本酒ファンのお客様または、苦手なお客様へ一言お願いします。」
竹 浪
「日本酒嫌いな人ってあまり美味しい日本酒飲んでないと思うんです。飲み放題の日本酒とか。僕も学生のときは飲み放題の酒とか飲んでいた事もあります。いろいろなお酒混ぜて飲んで悪酔いしたりとか。でも、いいお酒ってそうじゃないですよね。日本酒を飲まない人が最初の入り口として飲みやすいお酒とか華やかで甘みのある日本酒とか。うちの商品で言うと『奥津軽』は飲みやすいと言われます。それと、日本酒を飲まれるお客様へ暑いときに燗したお酒を飲んでみるのもおすすめですよ。冷房が効いている部屋で燗したお酒って気持ちよく飲めたりするんですよ。」
はただ
「店でも『奥津軽』は女性のお客様にも人気がありますよ。竹浪酒蔵店さんの酒のファンのお客様に一言お願いします。」
竹 浪
「いつも有難うございます。うちの酒は毎年味変わります。逆にそれを楽しんでもらえたらいいかなと思います。本当は毎年同じ味のお酒を出していけるのが理想だけれど、それには量を造らないと難しい。少量なうちの蔵ではなかなか難しいことです。だから、毎年仕込が1本1本、真剣勝負なんです。去年と味が違うといわれることもあります。春先の酒と秋の酒も違います。逆に去年の酒・今年の酒・来年の酒、そして季節ごとの味、それを楽しんでいただければなと思います。」
はただ
「最後に竹浪さんにとって日本酒とは何ですか?」
竹 浪
「『楽しみ』ですね。」
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